鳥は自然界で生きる為に巣を作ります｡身を守り､家族を守る環境を整える｡自然界にあるものを調達し作り上げる｡
私たちの暮しも自然界の恩恵に預かりながら生き長らえていることに感謝しながら､次世代に地球環境を受け継いで行かなければならない使命を背負っている｡自然と人との関わりを暮しに活かすｻｽﾃｨﾅﾌﾞﾙなﾃﾞｻﾞｲﾝや仕組み作りについて研究･開発･実行する会社として役割を果たしていきたいと考えます｡

森林は地球に多くの酸素を供給し､森林保全は温暖化防止の対策が世界規模で注目されています｡木材資源の活用は必須でその活用ｻｲｸﾙは最も注目される一つです｡
弊社が特許取得した構法はﾓｯﾀｲﾅｲ精神そのもの､繰り返し使える木材の無駄をなくしたﾘﾕｰｽ､ﾘｻｲｸﾙを可能とするものです｡

かつて実施した集合住宅の研究調査で子どもが住んでいる世界と母親が考える子どもの世界は全く違う事に気付き､子ども達の遭遇している空間･環境作りの大切さを知る事となります｡子どもの遊び心､目線にﾌｫｰｶｽして行くことから導きだすﾃﾞｻﾞｲﾝ手法を研究して来ました｡
専門学校の講師時代に精神病棟の設計ﾌﾟﾗﾝを知る機会がありました｡ﾖｰﾛｯﾊﾟの建築なのだが患者の監視されたくない思いと医師の観察を悟られない仕掛けやﾌﾟﾗﾝﾆﾝｸﾞは思慮深かく､思春期の子どもを抱える家庭等に参考になる部分が多く､ﾃﾞﾘｹｰﾄな感情表現を読みとる方法が紹介されていました｡

人の暮しを考えるとき､自然体でいられる心地良さはﾌﾟﾗｲﾊﾞｼｰのあり方と関係が深い｡それぞれ異なる時間の流れを意識するとき気付く心地良さはｽﾛｰﾗｲﾌの癒し効果に通じるものがあります｡
時間や空間が人と織りなす自分の居場所（自分基地）は成長過程で重要な意味をもつでしょう｡子どもの目線での､遊び心を惹きだすﾃﾞｻﾞｲﾝが求められていると感じる人々が多いと感じています｡